2025年9月6日・7日、埼玉県川越プリンスホテルにて「第27回日本在宅血液透析学会」が開催されました。
在宅血液透析は、通常の施設透析と異なり、時間的な制約が少なく、十分な透析時間を確保できることから、患者さんがより元気に日常生活を送れるだけでなく、生活の質(QOL)の向上にもつながります。
今回の学会では、在宅透析を広めたい、より多くの患者さんに届けたいという医療者たちの熱い想いを強く感じることができました。
当院からも多くのスタッフが座長や講演を務め、積極的に発表を行いました。その中で、32演題の中から宮平臨床工学技士が最優秀演題賞を受賞し、古澤看護師が特別演題賞を受賞するという大変嬉しい成果もありました。
現在、富田クリニック・第二富田クリニック合わせて20名以上の患者さんが在宅透析を受けておられます。ご興味のある方は、どうぞお気軽に当院スタッフまでお問い合わせください。
【座長】
一色院長(本院)
・シンポジウム2:統合型在宅透析ケアモデル
・合同シンポジウム:学会関連による在宅血液透析モニタリング新技術の開発
・ワークショップ7:在宅血液透析中止基準を考える
・シンポジウム4:単独HHD許可基準試案(クロージング)
【口演発表】
一色院長(本院)
・わが国の在宅血液透析の飛躍へ期待するもの
久保臨床工学技士長(第二富田クリニック)
・HHDに適したコンソールを考える
・HHDにおける透析用水・透析液の水質管理と安定供給について
荒木統括師長
・在宅血液透析(HHD)導入支援の実際と課題
・在宅血液透析(HHD)におけるバスキュラーアクセス(VA)管理支援の実際
【ポスター発表】
坂口看護師(本院)
・在宅血液透析(HHD)移行における訓練マニュアルの個別調整とその意義
古澤看護師(第二富田クリニック)
・在宅血液透析におけるピアサポート活動に関するスタッフの意識調査と支援のあり方
宮平臨床工学技士(第二富田クリニック)
・排水基準を満たした過酢酸系洗浄液の洗浄効果について